トップ実用・経営

ワインビジネス
    
ワインビジネス
ISBNコード:978-4-86320-989-3
刊行種別:ムック
発売日:2015年02月21日
サイズ:A5判
ページ数: 
定価:1620円(税込)
在庫状況: 
店を持たない不思議な酒屋が成功した法則と、輸入ワイン歴史の真実

誰もがその名を知るフレンチ、イタリアン、和食といった超一流の店が
得意先としてずらりと軒を連ねる「リカーショップ愛」。

安井康一が「リカーショップ愛」として独立したのは1988年。
ショップ(店)を持たないワインショップという風変わりなこの酒屋は、
一般にはほとんど知られていないが、
業界では知らない人はいない飲食店専門の酒屋だ。

ソムリエが敬意を表する豊富なワインの知識とすぐれたテイスティング能力、
ワインを完璧な状態で保存し、
顧客が望む極上のワインを届けることにこだわったこの酒屋に、
今をときめく料理人たちが絶大な信頼を寄せている。

安井康一は、日本のハイエンドなワイン販売の最先端を常に走り続けてきたプロフェッショナル。
そして、輸入ワインのマーケットがきわめて小さかった時代から巨大マーケットに成長するまでの歴史を、
ワイン業界の中でつぶさに見、体験してきた団塊の世代でもある。

その安井康一が、輸入ワインがたどってきたドラマとワイン販売の秘訣を、
今、次の世代に語り継ぐ。
 

CONTENTS

第一部

 

輸入ワインのドラマティックな歴史

 

第1章 輸入枠の時代
洋酒といえばウイスキーとブランデーだった
輸入自由化で価格競争に
営業マンの報償は海外旅行
おみやげは3本の洋酒
外国の文化を日本化して自分のものにする日本
日本化したウイスキーが世界一の出荷数に

 

第2章 たった一冊のワイン専門書
『ワインの知識とサービス』
その本が生まれたきっかけ
70年代当時のワイン事情
ドイツワインが人気の理由
難関ブルゴーニュ
フランスワイン700円

 

第3章 ワインの先生たち
栗田均氏に学んだワインの知識
ミスター・スタンプス・ワイン・ガーデン
1970年のボルドーワイン
マキシム・ド・パリ
最高のワインの先生はお得意様

 

第4章 黎明期のワイン輸入会社
ネゴシアンワイン全盛の時代
ジャーディン・マセソン
1980年代のサントリー
その後のジャーデン・マセソン
ずさんだったワインの管理
代理店契約を結ばない輸入の広がり

 

第5章 ルイ ラトゥール社
バークレイ・ジャパン社とジンマーマン商会
ネゴシアンからドメーヌへ
初めてのフランス
カミユの晩餐会

 

第6章 ボルドーvsブルゴーニュ
王様と女王様
ネゴシアンワインとドメーヌワイン
熟成の力
ボルドーのネゴシアンシステム
ネゴシアンの矜持

 

第7章 大手酒問屋のワイン販売
ワインの輸入元でもあった大手酒問屋
大手酒問屋の代理店契約
ブシャール・ペール・エ・フィス
ヴーヴ・クリコ
レーヌ・ペドーク
失われた問屋の存在価値

 

第8章 紅白ワインセット
贈答用として生まれた紅白ワインセット
赤白のシャトーワインが揃ったグラーブ地区
シャトー・オー・ブリオンの白
オフヴィンテージの消化?
味わいに目が向き始めたのは90年代から

 

第9章 ドメーヌワインの時代
出水商事のドメーヌワイン
航空便のヌーボーは出水商事が最初に輸入
あちら立てればこちらが立たず
三美
日本人のドメーヌ好み
人気ワインの交代
輸入元の交代

 

第10章 山本博先生
垂涎のワインリスト
山本先生と小川軒
三美にワイン部誕生
三美の終焉

 

第11章 従量税への一本化
従価税が廃止され従量税だけになった酒税
高額ワインが値下がり
恩恵を受けなかったハードリカー
戻し税にびっくり!

 

第12章 90年代、ワインの時代始まる
イタリアンでイタリアワイン
難しかったイタリアワインの勉強
新世界ワイン
ワインは薬?
新しい輸入元の台頭
広がり始めたワインの資格

 

第13章 「泡」の隆盛
大手ブランドしかなかった時代
グラス・シャンパーニュ
ルイ・ヴィトンの功績
ベルナール ドウ ノナンクール氏
NM対RM
好調に伸びている「泡」
シャンパーニュはシャンパーニュ

 

第14章 21世紀を迎えて
イタリアワインと新世界ワイン
スーパートスカーナ
バローロ・ボーイズ
カリフォルニアワイン
オーパスワン
新世界ワインの輸入元も増加
ミレニアムを機にボルドーワインが高騰
ローヌ地方の赤ワイン
ブルゴーニュワインの価格高騰
旧世界の中の新世界、スペイン

 

第15章 これからのワイン
自然派ワイン
終息した赤ワインブーム
地域で造り地域で売る
アジア・オセアニア地域のワインを重視する
新たなマーケット、和食とワイン

 

第16章 ワインのコルクと樽材
コルクか、スクリューキャップか
スクリューキャップのメリット
フランスのオーク樽は枯渇する?
ソムリエのかたに望むこと

 

第二部
ショップのない不思議な酒屋「リカーショップ愛」成功の軌跡

第1章 ワインとの出会い
復興、成長、倦怠感
職場でワインと出会う
将来の方向性を決めた一本
業務用販売を切り拓く
転職した酒屋で業務用販売にトライ
温度管理を厳しく
自分の店を持ちたい
「リカーショップ愛」として独立
影響を受けたビジネス哲学
リカーショップ愛、順調なスタート

 

第2章
リカーショップ愛の経営哲学
自分でワインの輸入・販売をしない
大手ホテルを得意先としない
価格競争を避ける=安売りしない
営業マンに代わるワインリスト
顧客と繋がるワインの試飲会