トップ消防・防災・レスキュー&関連ムック&書籍

最大の脅威 CBRNに備えよ!
    
最大の脅威 CBRNに備えよ!
ISBNコード:978-4-8022-0294-7
刊行種別:ムック
発売日:2016年12月17日
サイズ:四六判
ページ数:410
定価:2592円(税込)
在庫状況: 

(内容紹介)
 地下鉄サリン事件、福島第一原子力発電所事故から、日本はそして世界は何を学んだか。
 2020年東京オリンピック・パラリンピックに日本のCBRNテロ対策は間に合うのか?
 日本でもっともCBRN(シーバーン)対策に精通する筆者(濱田昌彦・元陸自化学学校副校長)が、日本のCBRNE対応に警鐘を鳴らす。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで4年に迫り、テロの脅威が身近な今、消防・警察・自衛隊の連携強化と現場対応力が求められる。なかでも消防や警察、救急医療といった、何か起こった時に最先着するファーストレスポンダーの実践的な教育・訓練が急務となっている。

 本書では、CBRNの歴史から、CBRNの最新技術、除染の考え方、各国ミリタリーのCBRNE対策など、今後日本でのCBRNテロ対応に参考となる世界の事例や潮流を紹介。中でも、ブラジルのリオ・オリンピックのCBRNEテロ対策のキーマン・ブラジル軍カブラル大佐インタビューや、米国の化学テロ早期対処システム『プロテクト』、ボストンマラソン爆破テロ事件の対応・事例、シンガポールのSCDF(シンガポール市民防衛軍)などは、日本のCBRN関係者にとって参考になる事例だ。

 世界の主要国は、着実にCBRNテロ対策を進めている。それでは我が国、日本は? 世界で当たり前に実行されていることが、日本で行われている訳ではない。
 2020年に向け、我が国が世界から学ぶべきことは、とるべきCBRNテロ対策とは――。
 消防職員・自衛官・警察官・救急医療従事者はもちろん、自治体の危機管理担当者必携の書。
濱田 昌彦 著 



CONTENTS

 

第1章 地下鉄サリン事件は止められなかったのか
第1節 テロ組織への抑止を考える
第2節 今なら何ができるのか、何をすべきなのか
第3節 地下鉄とTICs
第4節 サリンに勝つ食事

 

第2章 CBRNの歴史を振り返る
第1節 除染、NBC、CBRNそしてCBRNE
第2節 神経剤の歴史を振り返る〜米国の試行錯誤を主体に〜
第3節 英軍のサリン人体実験事故
第4節 アル・ファウの戦い〜イラン・イラク戦争の化学戦の教訓〜

 

第3章 ここまで進化している最新技術
第1節 運用から十数年、米国「プロテクト」の進化
第2節 空からサリンを見てみよう
第3節 判断支援ツールで世の中が変わる
第4節 MOFがCBRN防護を変える〜サリンを防ぐ金属有機構造体〜
第5節 3DプリンタはCBRNを変えるか?〜ロボット技術との融合が未来を拓く
第6節 下着で勝負だ! 〜進化するCBRN対応下着の紹介
第7節 日本発の化学剤センサーは実現するか〜電気抵抗の変化でサリンを検知

 

第4章 大規模イベントを見据えて
第1節 IS(イスラム国)と化学兵器
第2節 サダム・フセインのサリンは蘇るか〜バンカー13とIS〜
第3節 たかがイベント、されどイベント
第4節 目立たぬように、はしゃがぬように〜英国警察の隠密評価手法に学ぶテロ対策の新潮流
第5節 CBRNの金メダルを目指して ブラジルはリオデジャネイロオリンピックにどう備えたか?
第6節 CBRNから見たボストンマラソン爆破テロ事件〜あるFire Chief の回想〜
第7節 目の前の被災者を助けたい〜防火服とSCBA(空気呼吸器)でサリンの中へ〜
第8節 ロンドンではどんなCBRN訓練がなされていたか〜オリンピック準備のためのCBRN防護訓練の一例〜
第9節 「考えうるテロ攻撃要領報告書」を読み

 

第5章 除染を考える
第1節 5分以内に脱衣せよ〜有毒化学剤への衣服の効果の研究〜
第2節 大量市民の除染をどうするか
第3節 除染される側の心理〜被災市民との一体感醸成が除染の成否を左右する〜
第4節 見えない汚染を見てみたい
〜スプレーとレーザーが除染を変える
第5節 消防とコーティングの未来
〜福島での経験を契機として
第6節 ロングアイランドの夜明け
〜CBRNe Convergence 2014に見るCBRN防護の最前線

 

第6章 ミリタリーの視点から
第1節 福島原発事故と自衛隊
〜知られざる化学科の実像
第2節 福島第二原発の大型モーターと増田所長
第3節 CBRN防護から見たペンタゴン
〜重要施設防護はこのままでよいのか
第4節 消防、警察との連携に生き残りをかけるCBRN部隊〜オランダ軍CBRNセンターの選択
第5節 軍用マスクのトレンドを読む〜カナダの試みを参照しつつ
第6節 化学戦からみた湾岸戦争〜知られざる米陸軍化学科の戦い
第7節 生物兵器の役割の変遷〜核と化学の狭間で

 

第7章 CBRNを巡る多様なトピックス
第1節 ホソクビゴミムシ、バイナリー、そしてシリア
第2節 一般市民とともに〜CBRNEで先を行くシンガポール
第3節 ファーストレスポンダーと市民のためのCDP〜CBRN訓練施設を考える
第4節 バイオセンサーの虚像と実像
第5節 熱中症を考える〜判断力低下と重大事故を防止するために
第6節 DNDO(Domestic Nuclear Detection Office)とは?
〜核テロ対処に本気なアメリカ
第7節 あるマスクメーカーの戦い2011
第8節 硫黄島の化学兵器検知器〜その謎に迫る